■特許調査

■J-PlatPatのリニューアル、UIの大幅改善!


本日、J-PlatPatがリニューアルしました。

・J-PlatPat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0100


■テキスト検索(特許・実用新案検索)
テキスト検索の表示画面はこんな感じで、結構変わりました。


20190507_biopatentblog-1.jpg
20190507_biopatentblog-8.jpg


近傍検索のボタンが右側について、近傍検索がしやすくなっています。
あと除外キーワードの欄が下に追加されました。

さらに、検索ボタンを押すと、検索結果の一覧がそのまま検索画面の下に表示されます。これで「一覧表示」のボタンを押さなくてよくなりました。


20190507_biopatentblog-2.jpg


文献番号を押してみたところ、下記が表示されて、文献情報が表示されるまで結構待ちました。やっと表示されても、次の文献のリンクを押すとまた同じになります。今日はリニューアル初日なので、後日に期待です。


20190507_biopatentblog-3.jpg


文献内容の表示画面は下記です。以前は請求項へのリンクボタンがあったのですがなくなりました。代わりに、書誌、要約等の項目が折りたためるようになっています。次の文献のリンクをおすと、折りたたまれた状態を維持したまま、次の文献内容が表示されます^^

また、審査書類情報のリンクがなくなりました。審査書類情報を見るには、一旦、ワン・ポータル・ドシエ(OPD)のリンクを開く必要があるようです。OPDを開くとファミリー情報が表示されるので、そこから見たい出願を探して、「書類一覧」を押して、見たい書類の「原文」を押すと、審査書類のPDFが表示されました。(追記:審査書類情報は、経過情報照会のページで書類名をクリックするとHTMLで表示されました。)


20190507_biopatentblog-4


出願ごとの固定アドレスはこんな感じです。これも今は表示されなかったので、後日試してみようと思います。


20190507_biopatentblog-5.jpg


ワン・ポータル・ドシエ(OPD)もリンクされています。これは表示されました。便利ですね。


20190507_biopatentblog-6.jpg


あと大きなところとして、「審査・審判経過情報が参照可能になるまでの期間を、約3週間から、原則1日に短縮」されるそうです。他社出願の審査状況をタイムリーに把握できるようになりますね。


■番号検索(特許・実用新案番号照会/OPD)
番号検索の表示画面はこんな感じで、少し変わりました。
以前はデフォルトの検索窓に「出願番号」がなかったのですが、今回はデフォルトで入りましたので、出願番号を検索したいときにタブをクリックしなくてよくなりました。
アメリカ等の海外もタブで選択できます。


20190507_biopatentblog-7.jpg


いろいろ試してみたいんですが、今日はサイトが重すぎてこれが限界です。
また今度いろいろ試したいと思います。


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■特許検索サービスJP-NETの改善活動


最近、特許検索サービスのJP-NETVer.8.70になりました。
いろいろと改善されていますが、

「公報表示画面から結果一覧画面へ戻った際、閲覧していた公報番号が画面先頭に表示されるよう対応しました。」

は、地味にありがたいです。
戻りを押したら公報がどこかいっちゃったよ~、と思ってたので (すみません、利用者限定のネタになってしまっています・・・)。

以前、

http://biopatentblog.blog.fc2.com/blog-entry-122.html

で紹介した、「ファミリーベース検索に対応」ほどのインパクトはありませんが、こういう細部まで調整してくれるところはすばらしいなと思います。

7/17
に説明会もあるようです。
http://www.jpds.co.jp/event/session.html

今後の改善にも期待したいと思います。


■無効審決 減少中。


特許庁の統計によると、無効審決が年々減少しています。

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・特許行政年次報告書2014年版 統計・資料編
http://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/nenji/nenpou2014/toukei/toukei_siryo.pdf

結構な勢いで減少しています。
進歩性の判断基準が緩くなってきているのか、審決予告後の訂正の請求が可能になったからか、たまたまなのか・・・。

■JP-NET ファミリーベース検索に対応


特許調査システムのJP-NET(海外版)が、ファミリーベース検索に対応しました。

ファミリーベース検索というのは、例えば1つの出願で米国、EP、中国の3ファミリーがあった場合、そのうち1つのみが表示されるというものです。
どの国を優先表示させるかは選べます。

スクリーニングの際に内容の重複率が高いファミリーを省略できるので、より効率的に先行技術調査や無効資料調査をできるようになりました。 但し、省略したところに、多少の漏れが生じるリスクはあります。


■いいとこ取りの海外特許調査システム・・・がほしい。


昨年、事務所の日本・海外特許調査システム(有料)を見直し、システムを変更しましたが、最近、海外調査の方のシステム変更を検討しています。 販売店の方とも何度か打ち合わせをしました。
各社提供のシステムによって良いところ、そうでもないところがあり、なかなか選ぶのが大変です。 というか、各社システムのいいとこ取りをしたものを作ってしまえばいいのにって思ったりします。

操作性は慣れれば何とかなったりするので、機能と費用を特に気にして検討していますが、海外特許調査システムは日本特許調査システムに比べて各社の機能に結構違いがあるように思います。

昨日は所内のアジアグループを対象に、今検討しているシステムとその使い方について説明会を開きました。 忙しい中参加してくれたアジアグループの皆さんありがとうございました。 アジアグループには中・韓・台ネイティブレベルのメンバーが在籍しておりますが、新しいシステムによって
中・韓・台の調査精度・効率が上がるんじゃないかと予想しています。


■特許調査会社と特許事務所の調査業務の特徴


一般的に、特許事務所では明細書作成とか、拒絶理由応答とか、翻訳とかが主業務ですが、特許調査も業務の一部として行なっています。
ただ、特許調査に関しては、それを専門に(または主業務として)行なっている特許調査会社がたくさんあります(以下、特許調査は、特許文献と非特許文献の調査を含みます)。

どちらの方が良いとかいうことはわかりませんが、”一般的な”特許調査会社と特許事務所における調査業務の特徴(強み)ってどんな感じでしょうか。 ちょっと考えてみました。

特許調査会社の強みは、複雑な検索式を作るノウハウがあるという点にあるのかなと思います。
特に、特許分類のノウハウに関しては、一般的には、特許事務所の上を行くと思います。
あとは、会社全体で調査を行なっていますので、品質の向上、ノウハウの共有化はし易いかと思います。 それから、調査員が多いので、契約しているデータベースも多いのではないかと思います。

一方で特許事務所の強みは、鑑定的な観点で調査をしてくれるという点にあるのかなと思います。 無効資料調査の場合は、どういう論理構成で無効にするかって結構重要で、悩ましいところですが、いつも権利化業務を行なってたり、判例検討などを行なっている特許事務所の方が、いろんなパターンの無効理由を想定でき、それに伴う適切な調査が行えるような気がします。 クレーム解釈の質も、特許事務所の方が一般的には高いと思います。

費用的には、特許調査会社の方が安いと思います。
品質のバラツキという観点でも、特許調査会社の方が安定していると思います。 特許事務所は特許調査をほとんどやっていないところもあるので。

あと、意外に重要なのが、文献の内容の理解力、読解力かなと思います。
無効資料調査の場合は、文献の内容を間違って理解していると、無効審判や訴訟でそこを突っ込まれて負けるなんてこともあると思います。 この点については、技術的な知識、国語力、語学力があれば、特許調査会社だから、特許事務所だから、という違いはあまりないかもしれません。

それから、特許調査会社か特許事務所かに関わらずですが、担当者が激務で疲れていて集中できていないなんてことはないかとか、担当者が外国語をちゃんと読めるかとか、時間をかけて調査をしたかとか、適切なデータベースを駆使したかとか、そんな要因に左右されるのかなと思います。

と、思いつきで書いてみましたが、当たっている部分もあるのではないかと思います。



■特許検索競技大会2013のフィードバックセミナーに参加しました。


21日に、特許検索競技大会2013のフィードバックセミナーに参加してきました。
http://www.ipcc.or.jp/contest/2013/20140110.html

この大会は、機械、電気、化学・医薬分野に分かれて、検索技術を競う大会です。調査時間は4時間で、毎年1回開催されています。
今回参加したセミナーは、その大会で出題された問題の解答の説明会です(大会自体には参加していません)。

大会上位者には、認定証がもらえるようです。上位者になるには、以下が重要になると思われます。

(1)問題文の文意を正しく理解する。
(2)問題の技術内容を正しく理解する。
(3)漏れなく効率的に検索するための原則(類義語を検討する、構成要素を掛け合わせる、特許分類を適切に選択・使用する等)に従って検索する。
(4)スクリーニングする公報の内容を早く正しく理解する。
(5)新規性、進歩性がどういうものかを理解しておく。
(6)法的ステータスを調べる方法も知っておく。
(7)CPC等の動きも知っておく(大会中にググってもOK)。
(8)時間配分に気をつける。

下記サイトで過去問が販売されています。
http://www.japio.or.jp/service/service04_05.html


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プロフィール

徳重大輔


Author: 徳重大輔

バイオ、医薬、特許関連のブログです。
業界動向や知財判決などの情報をアップしていきます。

SK特許業務法人に勤務しています。明細書作成、特許調査、その他一通りやってます。明細書はバイオ医薬(特に抗体医薬)、調査は無効資料調査が特に得意です。

お問い合わせは、
biopatentblog@gmail.com
もしくは、
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