■Enablement

■デラウェア地裁のスターク判事、メルクのC型肝炎治療薬特許(597特許)を無効と判断


メルクC型肝炎治療薬特許侵害訴訟の件で、
デラウェア地裁のレオナルド スターク判事が、ギリアド254000万ドルの損害賠償を要求した陪審評決の判断を覆したそうです。

Gilead wins reversal of $2.54 billion hepatitis C drug patent verdict
https://www.reuters.com/article/us-gilead-sciences-lawsuit/gilead-wins-reversal-of-2-54-billion-hepatitis-c-drug-patent-verdict-idUSKCN1G10MH

Idenix
(メルクが買収)は2013年にUS7608597597特許)に基づいて、ギリアドのSovaldiHarvoniに対して特許侵害訴訟を提起しており、201612月に陪審評決はIdenix254000万ドルを受け取る権利があると判断していました。

今回レオナルド スターク判事は、Enablementを欠くため597特許は無効と判断しました。
597
特許のクレーム1は下記のとおりです。

1. A method for the treatment of a hepatitis C virus infection, comprising administering an effective amount of a purine or pyrimidine
β-D-2-methyl-ribofuranosyl nucleoside or a phosphate thereof, or a pharmaceutically acceptable salt or ester thereof.

クレームにはStructural Limitations(β-D-2'-methyl-ribofuranosyl nucleoside)とFunctional Limitationseffective amount)があると解釈できること、Structural Limitationsは数十億の化合物を含むこと、inoperable embodimentsが多数存在することなどが指摘されたようです。


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徳重大輔


Author: 徳重大輔

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