■2014-02-

■特許検索競技大会2013のフィードバックセミナーに参加しました。


21日に、特許検索競技大会2013のフィードバックセミナーに参加してきました。
http://www.ipcc.or.jp/contest/2013/20140110.html

この大会は、機械、電気、化学・医薬分野に分かれて、検索技術を競う大会です。調査時間は4時間で、毎年1回開催されています。
今回参加したセミナーは、その大会で出題された問題の解答の説明会です(大会自体には参加していません)。

大会上位者には、認定証がもらえるようです。上位者になるには、以下が重要になると思われます。

(1)問題文の文意を正しく理解する。
(2)問題の技術内容を正しく理解する。
(3)漏れなく効率的に検索するための原則(類義語を検討する、構成要素を掛け合わせる、特許分類を適切に選択・使用する等)に従って検索する。
(4)スクリーニングする公報の内容を早く正しく理解する。
(5)新規性、進歩性がどういうものかを理解しておく。
(6)法的ステータスを調べる方法も知っておく。
(7)CPC等の動きも知っておく(大会中にググってもOK)。
(8)時間配分に気をつける。

下記サイトで過去問が販売されています。
http://www.japio.or.jp/service/service04_05.html


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■話題のSTAP細胞の特許出願


先月末頃からSTAP細胞が話題になっています。 既にいろんなところでまとめられているのですが、参考までにここでも取り上げておきます。

Wikipediaここ

Natureここここ

PCT出願はここ(WO2013163296)。

PCT出願のクレーム12はこれ。 クレームは74まであります。

1. A method to generate a pluripotent cell, comprising subjecting a cell to a stress.
2. The method according to claim 1, wherein the pluripotent cell is generated without introduction of an exogenous gene, a transcript, a protein, a nuclear component or cytoplasm, or without cell fusion.

ISRの引例はこれ。
STAP_ISR

US2011/0070647は、東北大学 出澤真里教授のMuse細胞の特許出願です。 対応PCT出願はここで、請求項17には以下の記載があります。

17.  生体組織由来細胞を細胞ストレスに暴露し生き残った細胞を回収することを含む多能性幹細胞又は多能性細胞画分を単離する方法。

対応日本特許(登録)はここです。 「単離する」ことに特徴があり、リプログラミングするような技術ではないようです。

今後は、ヒト細胞でもSTAP細胞が作れるかどうか(仮に作れるのであれば、マウス細胞の場合と条件がどの程度異なるのか)が、学術的にも、特許的にも重要になってくると思われます。


■医薬品の特許調査セミナーを開催しました。


先日ご紹介しました通り、1/31に医薬品の特許調査セミナーを開催しました。お忙しい中お越しいただいた受講者の皆様、誠にありがとうございました。

セミナーでは、医薬分野に絞って、特許調査の具体的な進め方や、データベースの種類・使い方、調査事例をお話ししました。 具体性のない話はつまらないかなと思うので、実際の医薬品・医薬成分を題材にして、できるだけ具体的な情報を盛り込むように心がけました。

終了後、主催者の情報機構さんからフィードバック(受講者の6段階評価)をいただきましたが、概ね高評価をいただくことができ、ほっとしました。 情報機構さんの損益分岐点も十分に上回っていたようです。
機会があれば、別のテーマでも開催したいと思います。

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プロフィール

徳重大輔


Author: 徳重大輔

バイオ、医薬、特許関連のブログです。
業界動向や知財判決などの情報をアップしていきます。

SK特許業務法人に勤務しています。明細書作成、特許調査、その他一通りやってます。明細書はバイオ医薬(特に抗体医薬)、調査は無効資料調査が特に得意です。

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